.

2013/02/11

スコードロン・リーダー、を常用タバコにしよう。




1930年代のSQUADRON READERの缶
現在のSQUADRON READERの缶

古い飛行機の本を見ながら燻らせたスクァドロン・リーダー。
”Squadron Reader”とは、英国空軍の少佐を意味する。
1914年、このタバコは英国空軍将兵に捧げるために生まれ、
現在も延々と造り続けられている歴史あるブランドだ。
しかも、このタバコを発売するサミュエル・ガーウィズ社は、
1792年に創業したイギリスで最も歴史を持つタバコ会社である。
このタバコ缶に描かれている複葉戦闘機は、
第一次大戦で最多撃墜数を記録したソッピース・キャメル戦闘機
キャメルと呼ばれたのは、操縦席前に装備された
機関銃を覆った膨らみがラクダの背中の様だったからである。

親に勘当され東京に出て来たばかりで苦労していた頃、
調布の粗末な木造アパートで、プラモデルを作るのが慰めだった。
レベル社の1/48プラモデルソッピース・キャメル
大空を鳥の様に飛ぶ複葉機の姿が私に夢を見させてくれた。
このタバコは、貧しかったあの頃を想い出させ、
なぜか煙が目に滲みる・・・

そうだ、この"Squadron Reader" を
私の常用タバコにしよう。

レベル社の1/48 SOPWITH CAMEL F.1プラモデル


貴族しか飛行機の操縦士にはなれ無かった第一世界大戦。
まだ、騎士道精神に溢れた戦いが繰り広げられた。
ドイツの撃墜王レッド・バロン(リヒトホーフェン)が操縦する
3枚翼フォッカーDr1を撃墜したのは、このキャメル機に乗る
カナダ空軍のブラウン大尉と伝えられている。

騎士道精神へのオーマージュとも言える
この時代の空中戦を描いた映画 "Blue Max"(リンク)
もう、現代の男達が忘れてしまった
「名誉とは何か、誇りとは何か」
そして「武士の情け」と言った美学を語りかける。
ぜひ、ご覧ください。


No comments:

Post a Comment