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2013/03/31
パイプ・スタンドの彫塑:その3
打寄せる波をイメージしたパイプスタンド。
ヘラだけで成形し歪な地肌を残す
「
手づくね」仕上げ、
と言えば、本格的な楽焼の様に感じるが、
面倒だから手を抜いて簡単に作ったに過ぎない。
私は陶器よりも鋭く張りつめた感じの磁器が好きだが、
人の体温を感じさせる様なパイプに合わせて
粘土を練り上げただけの泥臭さい仕上がりにした。
黒い地肌に引かれた銀色のラインは、
あまりにも
ボッテリと
鈍重なので
シャープさを出すため
入れた装飾的アクセントである。
素人がアーティストとして通用する現代の日本社会では、
「瀬戸内の海を離れて生きる私の望郷の糸だ」
とでも
最もらしく語れば通用するのだろう・・・
ハハハ
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