「感覚のシンフォニー」をテーマにしたスペシャル リザーブ。
アイリッシュハープの典型的なスコアが描かれている。
いつも購入するタバコ店イクタカ(リンク)さんは、
ネットで知った大阪府枚方市にある大きなタバコ店である。
先日、ご主人と電話で話す機会があったが、
今どき珍しく節度を重んじる良心的なショップだと感じた。
HPに出ているパイプを購入したいと問い合わせたら
私の趣味や経験、使用目的を推測した上で、
あのパイプは薦められないと丁寧にアドバイスしてくれた。
購入者の立場も考えず売上げ向上を優先するのが
当然とされる拝金主義に毒された社会で、
ご主人の節度を重んじる人柄とプライドが感じられ、
私は嬉しくなってしまった。
ご主人自ら書いているテイスティング・リポートでは、
"Peterson Special Reserve 2013" に付いて、
パッションフルーツとジューシーなピーチの香り付けの
完成度の高さは秀逸な缶にも通じる交響曲を想わせる。
極上の加香系パイプたばこならではと言えるだろう。
と絶賛するだけではなく、
湿度のかなり高いたばこで、小まめなタンパーワークが必要。
軽く詰め、燃焼温度が上がらないように喫煙するのが、
このたばこの吸い方。パイプはミディアムサイズがおすすめ。
と、むしろマイナスと思える事も書いている。
コールハス社のレイティング表。アロマ:パッションフルーツ・ピーチ
確かに、詰め方や火の管理は神経質かも知れない。
でも、そんな事でアイリッシュ・ハープの音色は疎外されない。
いま最も私のお気に入りとなっている。
ベネチアのHarry's Bar"あの有名なタンブラーで出される
カクテル・ベリーニを飲んでいる時の様な、
日本とは異質の国でしか嗅ぐ事が出来ない香りが、
部屋の中に漂って私を酔わせるからだ。
最初は缶が欲しくて購入したのだが、
もう、今の私はベネチアを旅する機会など無くなった。
せめてタバコでベネチアを、と2缶を追加購入した。
しかし、日本には少しか入荷しないリミテッド・エディション。
イクタカさんのHPには残り14缶となっている。
若い頃なら下品に全部を買占めただろうが、
そんな贅沢は出来なくなってしまった。
せめて、あと4缶は注文したいと思っている。
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